2012年12月29日土曜日

150. 開眼

年末だ。
昨日、なんとか今年中に終わらせなければならない仕事を終わらせて、本日から年末の休みに入った。

子供が生まれてから、できるだけ夜早く帰れるように、朝は6時に起きて、6時45分に出発、8時少し前から仕事を開始する、という生活をしている。

生まれる前は、フレックス制をいいことに10時前に出社するというスローな生活だったので、2時間ほど生活のリズムを早めたことになる。

当初の目論見としては、19時くらいには帰り、沐浴や洗濯を手伝うことを予定していたのだが、ちょうど大規模なプロジェクトの開始時期にぶつかってしまい、結局夜22〜23時くらいに帰るのが精一杯という状況が続いている(結局朝の2時間分残業時間が追加されただけ、という状態)。

残業時間が70時間近くになるとさすがに疲れてくるのだが、とは言え、早起き効果なのか、存外集中力が続いた1ヶ月だった。

「今日、午前中の2時間でこのドキュメントを仕上げる。」
「その後、明日のプレゼン資料を30分で仕上げる。」
「3時間半外勤に出て、帰ってからシステムのレビューをする。」

といった具合に、1日にいくつもの締め切りがやって来ては、障害物競争のように各種のハードルを飛び越えていく。詳細を書けず伝わらないと思うが、統計、データマネジメント、トランスレーショナルリサーチ、臨床試験、海外規制、日本とアジアの医師とのやりとり、といった具合に、各分野の専門家達と顔を付き合わせ、協議し、決断し、アイデアをまとめあげて行く。
頭を短期間に切り替えて複数のタイムラインを並行して進めていく。

この業務の振幅の大きさが、初めはかなり不安だったのだが(普通なら2〜3人で分担するはずでパンクするんじゃないかと思っていた)やってみると、この振幅の大きさが自分を適度に緊張させ、「目が開いている」という状態が持続しているようだ。
中途半端な集中力では許されないという、状況が目をこじ開けさせているのかもしれない。暗闇で目をこらすのと同じだ。

ただ、金曜日くらいになると流石にへとへとで、体力を振り絞って仕事を終わらせ、終わらない場合は土曜日の午前中出社し、終わらせるということを繰り返している。

そんな流れでの年末年始なので、この「目が開いた状態」を持続させて、休みとしても高密度な状態を維持したい。

少なくとも朝は7時代には起きたい。今年は年末年始が長いので、朝 型の維持を意識していきたい。やりたいことは、それこそ山積している。