2011年9月13日火曜日

097. 30歳(というお年頃)

30歳になりました。

っていうわけではなく。(29歳です)

まぁぼちぼち30歳という年頃なわけで、そろそろ仕事のやり方をもう一度考え直したいな、と思っている、という話をしたい。


僕は大学院の修士課程まで学生だったので、今は社会人6年目。

これは会社で言うと、そろそろ「中堅」っていうところだ。

後輩も出来てきて、そうは言っても、上も居て。
実務をやりながらも、マネジメントやチームワークの意識も持ってほしい、という要請も感じる年代だ。
(なーんて客観的だよなぁ。でも、そういうのに気付くのも第一歩かなと思う。)

僕自身、やっぱり新人のときや3年目くらいまでのときとは、「何か」が違う気がする。
その「何か」というのは、短絡的に言えば「経験」だ。
でも、もう少し、自分の感じるニュアンスに迫ってみると、

「ん?この問題、まったくどうしたらいいかわからないぞ。。」

という感覚が減っている、と言える。
裏を返せば、

「ん?この問題、以前にもあったぞ。」

という感覚であったり、そこまで明確でなくても、


「ん?この問題、自分だけでは解決できないけど、あの人に聞いたら答えが出てきそうだな」

という自分の人脈を含めた「総体」として解決できる「気がする」であったりする。

このような、「気がする」のはとても大事なことで、それで変なところで悩まなくてよくなるし、気も楽だ。

この「自分の中に答があるような気がする」という妙な確信は、何度かは裏切られるだろうけど、信じてみたい。その上で、自分がこの問題の本質は何か?効率的な解決策は何か?新しい試みはできないか?をきちんと考えたい。考え抜きたい。

これまでは、「経験が足りない。」「事例を知らない。」「解法のパターンが分からない。」と自分のメモリーに訊いても、答が返ってこないことが多かった。
そのため、「今はデータ収集期間だ。」と割り切って、非効率な方法だと思っても、とりあえず従ってやってきた。

それはそれで意味があったのだと思う。
いずれにせよ、「データは収集できた。」のである。

これからは、その内部データと、外部に散在するデータ(属人的なノウハウや文献上の事例やデータ)を自律的に統合し、最適解を自分の中のプログラムで(それはこれまでの経験や、自分自身の嗜好に多いに依存している)書き出すことが大事なのだと思う。


また、書いてみて思ったのだが、「自分の人脈も含めた総体」という考え方もとても大事だと思う。会社は組織である以上、1人で物事を解決できるようにはできていない。
(自分1人で解決できる問題は些末なことが多い。)
その意味で、その問題が「誰に帰属するか」に気付くのは、組織の中で生きていく上でとても大事なことだ。

それを下手に背負ってしまったりすると、問題の解決が遅れるだけだし、親切心から出た「越権行為」でもある。

そんなわけで、「自分の人脈を含めた総体」をきちんと正しく認識して、それをフルに活用するのが、30代の課題なのだと思う。
また、その人脈を深めたり、広めたりするのも課題だろう。


まだまだ、やりたいことがたくさんある。