2012年10月28日日曜日

141. 外部刺激(並行世界)

医師でMBAホルダーの友人から、

「会社を一緒にやらないか?」

と誘いを受けた。
今日、その事業内容や、技術について話を伺ってみたのだが、これがもう何とも刺激的で。

今の医療や治療概念、医薬品産業そのものをひっくり返すような、インパクトのあるものだった。

データの詳細を吟味するまでには至らなかったが、
「筋もいいし、追い風も吹いている。」
そう感じた。


CEOにも会うことができた。
これまで今の会社で、自分なりに描いてきたキャリアプランを話した。

返ってきた言葉は、

「それって楽しいですか?」


そう来たか。
こういう反応がある人は初めてだ。
しかし、彼のミッションから考えると、「確かにな」としか言いようがない。

参加するにせよ、しないにせよ、このベンチャーが成し遂げようとしていることは、日本の未来を変えうるものだ。産官学が一体となって、金とエネルギーを存分につぎ込んで、つぎ込んで、つぎ込んでもおつりがくるくらいのものだと思う。


これまで、比較的大きな企業体の中で、一歩一歩、地道に階段を積み上げてきた。
それはまさに、「積み上げる」作業と言ってよかった。

その階段が、いきなり大波に飲まれるような。
そんな衝撃を感じて、目眩がした。

正直に言うと、短期的な回答としては、
「No」だ。

しかし、仮にここで「Yes」と言ったら・・・

世界は分岐する。
そういう類いの選択肢と言える。



Do you want to sell sugar water for the rest of your life, or do you want to change the world?


スティーブ ジョブズがペプシコーラのスカリーを引き抜く際に言い放った台詞だ。