先日、2011年2月12日(土)に友人とともにCP+というイベントに行ってきた。
これは、カメラと映像技術の総合イベントで、2010年の第一回に続いて、今年は第二回目となる。
カメラ版の「東京モーターショウ」と思ってもらえれば大体あっていると思う。
カメラの新作発表も行われるので、一足先に実機を体験してみたいカメラファンにはうってつけだ。
今回の目玉、FujifilmのX100も触ってきた。
想像していたよりも、小さく、また期待通り高感度にも強そうだ(SIGMA DP2 Sと比較して。常用ISOは6400まで。暗所を撮影し背面液晶で拡大してみた結果、感覚的には3200までノイズを気にせずに使えそうだ)。
金属を削り出して作製されたシャッターダイヤルや、M型ライカを彷彿とさせるボディーデザイン、そして、光学ファインダーにプリズムで撮影条件の像を組み合わせたファインダー(見え方は不思議と「サイバー」なかんじ。スカウター越しに世界を覗くような。光学ファインダー自体は素通しなので非常に明るい。また勘違いされやすいがレンジファインダーではないので二重像合致はない。光学ファインダーでは(素通しなので)ピントの山を掴むことはできないが、EVFに切り替えることが可能で、こちらではピント面が分かる。なお、このファインダーモードの切替えは、ボディ前面のレバーで行う。このレバーの形状は、まるで往年のフィルムカメラのセルフタイマースイッチのよう。こんなさりげない部分にもデザインのこだわりを感じる。AFは一眼レベルと比較すると早いとは言えないが、コンデジと比較した場合、ストレス無いレベルと言える。無論、SIGMA DP1XやDP2Sよりも早く、その点でもこちらに軍配が上がる。)、質感に優れたボディー部分(合革ではあるものの、それ故に本革より耐久性は高いとのこと。持った感触として、高級感は十分。)、そしてPentaxの薄型パンケーキレンズを思わせる軽量なレンズ。裏面照射型のCMOSを搭載したAPS-Cサイズのセンサーに、F2.0のレンズを組み合わせているため、ボケ感も十分。また、少し絞って撮ると、シャープな写りになるそうだ(ここまではさすがに体感できず)。
非常に魅力的。
その一言に尽きる。(DP2Sを買わずに、待っていてよかった)
サイズ感はこんなかんじ。
思っていたより小さく扱いやすい印象。
CP+では他にもこんなレアな機種やレンズを楽しめる。
SIGMA の1000mm望遠レンズ。まるでバズーカ。(確か250万円くらい)
PENTAX の中判デジタルカメラ 645Dも触ってきた。
他社の中判デジカメと比べると、ソフトウェアの面で優れている印象。
ソニーから発表されたトランスルーセントミラー搭載の中級機。
参考出品のため、触れることはできず。残念。
(後ろの人の「いい表情」と言ったら)
木村伊兵衛賞受賞の写真家・梅佳代さんのトークイベントにも参加。
ちょうどストイックな風景写真家・米美知子さんの後だったので、ゆるいトークがよりゆるく感じられた(笑) 色々な写真家がいるものだなぁと。
総じて、楽しい一日だった。
カメラ好きにとっては一種のディズニーランド(夢の国)である。しかも無料。
CP+、来年も行こう。
,listening to nothing.