2009年9月23日水曜日

033. ああうれしい。(速報でご報告。)


>みなさま。

シルバーウィークもあと数時間。
若干、ブルーになりかけていたところに、吉報が舞い込みました。

「第15回 北都色いろいろ大賞コンテスト」
http://iro-award.com/iro_awards/index.html

に写真作品を一点応募していたのですが、
その作品が、

「北都スタッフ賞」を受賞いたしました!!

やったー!!
もうすごい嬉しいです!!
本当に感謝感激。


今まで、何度か写真雑誌の公募に作品を送っていたんですが、入賞どころか入選したことすらなく、最高でも「次点」どまり。
今回が、初入賞なので、本当に、本当に嬉しい。
ああ、写真やっててよかったー。

北都さんのホームページによると、

『「緑」をテーマにした今回の色いろいろ大賞は、県内外より2,241点の応募がありました。 去る9月16日に弊社本部にて、中橋富士夫氏、天野尚氏による厳正なる審査が行われ、入賞・入選の方々が決定されました。』

プロの方に作品を見ていただけたこと自体、本当にありがたいです。
そして、2241点の中でよくもまぁ生き残ったなぁアイツ・・・と作品に対してもなぜか「戦友」に対するような敬意の念を抱いてしまいます。
ああ、ビールがうまい(笑)

この作品を撮った瞬間のことは、とても印象的でよく憶えています。
非常に焦点の合わせにくい被写体(今は内緒(笑))で、僕の愛機PENTAX K200Dのオートフォーカスでは、完全に捕捉範囲外。
ウィンウィン言うばかりで、まったく焦点が合いません。

PENTAXは大好きなメーカーなんですが、昔からオートフォーカスが弱いと言われているんですよね。でも、現時点のハイエンド機「K-7」ではかなり改良された模様。欲しいです。欲しいんです。ご褒美に買ってしまおうか。いや、しかし、次は広角気味の単焦点レンズって決めているし・・・って話題それました(笑))

当時は(と言っても去年の9月くらいですが)、手動でフォーカスを合わせることをようやく始めた段階で、マニュアルフォーカスに切替えることに一瞬の「戸惑い」と「焦り」があったことを記憶しています。

ただ、相手が相手なだけに(今はやっぱり内緒(笑))、時間の猶予はそれほどなく。
ファインダー越しに見る世界との格闘。
マニュアルフォーカスに切り替えてから撮れた写真はわずか4枚でした。
そのうち後半の3枚は完全に機を逸ししていて、結局、最初の一枚のみが「撮れている」写真となりました。

初めの一枚のシャッターが開いていた時間は1/15秒でした。
つまり、あの「瞬間」は、初めの1/15秒しか許されなかったということになります。
改めて写真が「瞬間の芸」であることを実感しました。

--(以下、ちょっとマニアックな話ですので、読み飛ばしてください。)--

ちなみに、焦点距離は250mmでした。
これは今考えると、かなり無茶な撮り方をしていたことがよく分かります。
通常、手ぶれを起こさないシャッタースピードは、「焦点距離の逆数」秒になると言われています。すると、今回の写真は1/250秒のシャッタースピードを確保する必要があるんですが、シャッタースピードで8段分遅い1/15秒で撮っていたとは・・・写真をされる方にしてみれば、かなり非常識な奴だと思われると思います。実際、僕もそう思います(笑)
ただ、被写体が被写体なだけに(やっぱり内緒(笑))、ISOを変えている余裕がなかったんです。しかもISOはすでに800で、1600に上げると今度はノイズが気になる・・・ということで、やっぱりあの瞬間は、「気合い」と「根性」で撮るしかなかったのかなぁと思っています。
カメラやレンズの性能によって、絞り優先モードで「手ぶれを防ぎつつ、ノイズは少なめな」シャッタースピードの「安全域」をかなりの程度確保することができるようになっていますが、実は「ここぞ!」という時は本当に一瞬で、結局うまく撮れるかどうかは撮影者当人の「気合い」と「根性」に委ねられているのかもしれません。この辺りが、写真撮影の中に潜む「人間臭さ」であり、「面白さ」であるのかなぁという気がしています。)

--(以上、ちょっとマニアックな話でした)--



脇をがっちり締めて、呼吸を止めて、左手でフォーカスリングを操り、合焦した瞬間にシャッターを切る・・・

あのときの緊張感。
忘れがたい、思い出です。

まるで、第五使徒ラミエルをポジトロンライフルで迎撃していたかのような(笑)
この辺りの表現が完全にアレですよね(苦笑))

さて、もし新潟に在住している方、または新潟に行く用事のある方でお時間の許す方がいらっしゃいましたら、北都色いろいろ大賞の入賞・入選作品の展示が以下のように行われますので、一目ご覧いただけたら幸いです。

平成21年10月3日(土)~10月12日(月・祝) 朱鷺メッセ
平成21年10月14日(水)~11月30日(月) 北都ギャラリー(新潟市中央区笹口)


最後に、この被写体を気付かせてくれた方に感謝させていただきます。
ありがとう。

,listening to 「K/BUMP OF CHICKEN」