あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくおねがいいたします。
さて、みなさんは年越しをどのように過ごされたでしょうか?
「家のこたつ」で「年越しそば」
いいですね!
僕は、「タイの路上」で、「タガメ」食ってました。
【タガメの揚げたやつ↓】
ひとことで言うと、
ま ず い 。
です。
さすがに、5匹(30B=約90円)はきびしく、結局2匹半でマットに沈みました。
これまで、「好き嫌いある?」と聞かれると、「いや、ないよ。何でも食べれる。」と答えていましたが、これからは「いや、基本的にはないけど、・・・タガメだけはいっぺんに2匹半しか食えないよ・・・。」と正直に答えようと思います。
ペルーでねずみの丸焼きを食べたときも思いましたが、こういうゲテモノ系はとにかく香草で臭みを消しまくっていて、独特の香り(それ自体は悪くない)がします。
また、お腹の柔らかい部分は、カニ味噌に通ずるほのかな苦みがあって悪くないです。
このため、「香り」や「味」そのものだけを考えると、「そんなにまずくない」んですが、歯触りが「虫」です。
おもいっきり、「虫」。
「あー今、虫食ってんなぁ。」
っていうかんじです。
食べる前は、
「実は、食べてみたらおいしかったりして。だって、グロい外観を押してまで食べ物にしているってことはそれなりの理由があるはずじゃないか。」
と朗らかな少年のような気持ちでいたわけですが、一口目で悟りました。
結果的に残ったものは、
「一体なぜこれを食べ物にした?」
という深遠なる疑問だけです。
タイって食べ物に豊かな国です。
正直、一般市民レベルの料理の味としては、これまで行ったことがある国の中ではトップレベルです。台湾と張るレベルです。
「うまいものなら、他にもたくさんあるのになぁ。」
と思わずにはいられません。
うーん、不思議。
でも、外国人が日本に来て、「納豆」を食べたらこういう風に思うのかもしれませんね。
「なぜ、腐った豆を?」
と。(正確には、醗酵であって腐敗ではないですが。)
さて、いきなり「タガメ」から入ってしまいましたが、タイは予想以上にいい国でした。出国前は、あんまり行きたいと思う場所がなく、正直期待していなかったのですが、とてもよかったです。
特に、
・人がまとも。
(適当感はあっても、強引にだまそうとする人が少ない。いきなりナイフで斬りつけられたり、羽交い締めにされて締め落とされることもない。)
・人が優しい。
(ハイシーズン中の宿探しで途方に暮れていると、現地の人が親切にも一緒に宿探しをしてくれました。他の国では、こんな場合、普通「ガイド料だ。」とか言ってお金を取ろうとしたり、自分とつながりのある宿に連れて行き裏で金をもらっていたりするけれど、ここでは違いました(少なくともその人は)。そもそも自分自身も宿がどこにあるか知らないのに(ここらへんが適当(笑))、一緒に探しまわってくれる。なぜか無料で原付に二人乗りさせてくれる。「困ったらまた連絡して!」と笑顔で去って行く。なんて素晴らしいんだ。その上、泊まった宿でもなぜかディスカウントしてくれたり、2Lの水をただでくれたり。みんな優しい。どうなってんだ?
・・・ただ、みんな僕のことを中国人と思っていたらしい。
どうなってんだ?
「ニホンゴオジョウズデスね」とタイ人にほめられる。
・・・どうなってんだ?)
・飯がうまい。
(タガメは例外として、ほとんど全ての飯がうまい。まじでうまい。日本よりうまいかも。もし、「一生タイ料理だけで生きていけ」と言われても笑顔で「OK」と言えるレベル。)
・物価が安い。
(僕はゲストハウスのシングルの部屋に泊まっていましたが、6日間全て250B(約750円)でした(チェンラーイ4泊、バンコク1泊)。これは激安でもなく、高くもなく。ちなみにバンコクではドミトリーが80B(240円)くらいでした。ご飯も、屋台の焼きそば(パッタイ)が25B(75円)で食べられます。ミネラルウォーター500mlで7〜10B(21〜30円)。ビールは安めのChangBeer350mlで35B(105円)。ざっくり、体感する物価としては日本の1/2〜1/3くらいの感覚です。)
・比較的、安全。安心。
(いやぁ久しぶりに危険な香りがしない国でした。)
・暖かい。
(北部の街チェンラーイでは、25℃くらいで過ごしやすいです。バンコクでは33℃程で暑いですが、それでも10℃前後になる東京よりは全然ましです。寒いの苦手なんです。)
というかんじで、「すごい見所がある」っていうより、単純に「滞在していて気分がいい」という国でした。
こういうのって大事ですよね。
また、今回も一人旅ということで、かなり自分のペースで写真を撮ることに集中できました。今回は、カメラ3台体制。フィルムの一眼レフ(冬のボーナスで新調しちゃいました♪)と、デジタルの一眼レフ、それから広角のコンパクトデジカメの三兄弟です。
【我が家のカメラ三兄弟。またの名を「黒い三連星」】
それぞれのカメラの特性を考えながら、被写体と状況に応じて使い分ける。
こういう撮り方は初めてだったので、とても勉強になりました。
カメラって本当に色々と「得手不得手」があって、「道具」としてとても面白いです。
ちなみに、「撮る」モードになっている時は、首から2台の一眼レフをぶら下げています。「旅行者丸出し」っていうか「カメラオタク丸出し」ってかんじです。しかも、眼は「獲物」を探して血走っています。どうかしてますね。
今後、旅行記のタイ編を作成しようと思っていますが、そこでは旅写真を通して感じた「カメラに対する印象」や「写真への気づき」について触れてみたいと思います。
もしかすると、タイの話よりもそっちの方に力が入っちゃうかもしれません。
というわけで、今年の目標は、
・写真に萌える。
です。
(レンズに萌える、にならないように気をつけたいと思います。完全にオタクですから。・・・でも既に欲しいレンズが2つもあるぅ!だれか僕を止めて!僕の中の悪魔が今にも暴れ出しそうだ!気付いたら秋葉原にいるよ!ショーケースの前でニヤニヤしてるよ!いつの間にかにレジに向かっているよ!)
あと、
・地味に禁煙する。
(「派手に禁煙する」のも難しいけれど。とりあえず、健康に良くない!地味に、粛々と健康を目指します。)
・懐かしの漫画のエンディングをきちんと迎える。
(みなさん、「ジョジョの奇妙な冒険」は全巻制覇しましたか?「ダイの大冒険」の最終回をご存知ですか?「スラムダンク」は全巻読んでますか?実は「ドラゴンボール」を全巻読んでなかったりしてませんか?僕は全部中途半端に読み終わってません。今年は、これら名作の補完計画を実行します。もう誰にも止められない。)
というわけで、今年も1年間とても楽しみです。
listening to 「Oops!...I Did it Again / Zebrahead」