去る12月13日(土)、Pennsylvania州に一泊二日の小旅行に出かけてみた。
初めてのドライブ旅行。
これまで毎日車で通勤し、2ヶ月半でおよそ4800km程走行した。
(毎日片道30miles 、往復で60miles = 96kmで、50日間)
いい加減車の運転も慣れてきて、よしそろそろ旅行かなと。
目的地は、Christmas Villageという村に定める。サンタの家があるとのことで、これはアメリカらしいクリスマスを満喫できるのでは、と期待を込める。
カーナビでは、片道約2時間半、134miles(214km)の距離だったが、2歳児を連れての行程ということで、途中で休憩を挟んだり、ご飯を食べたりで結局、高速を降りる頃には3時間半ほど運転していたことになる。
実は2日前から風邪気味で、少し無理を押して来てしまった。
喉が痛く、しゃべるのがつらい。
あの、水を飲むのも痛い感じである。
その上、高速を降りると残り時間表示が20分から急に45分に。
どうやら通行止めか渋滞が発生したらしく、予定していた道とは別ルートで行くことに。
すると程なくして、右へ左への山道を走ることになった。
子供は泣き出し、気持ちが悪くなってしまったようで、食べたものを吐いてしまった。
こちらも疲れがピークで、暗い山道を走るのもしんどい、
狭く真っ暗な林道を走る。
カーブを左に曲がったところで、
「あっ!!」
いきなり標識が目の前に。
可及的速やかに左にハンドルを切るも敢えなく激突。
右のサイドミラーが派手に音を立てて、窓ガラスに当たった。
ということで、保険会社に連絡し、事故処理 in Englishである。
前述の通り、喉が痛い。
喉が痛いのだが、もう話さない訳にもいかず。しゃがれ声で事故状況を説明する。
けが人の有無、他者の車の被害の有無、警察への連絡、事故を起こした場所の地名、路面の状況、制限時速、自分の車の速度、被害状況、運転ができる状態か、Repair shopの予約、車を運転できない期間のレンタカーの予約、等。
幸いけが人はおらず、また他損事故でもないので(標識は無傷)、大事には至らなかった。
しかし、事故処理で1時間喰ってしまい、再出発したのは、夜8時頃。9時にはChristmas Villageは閉まってしまう。ここから45分、少しでも見れるのなら・・・と向かったが、まさかの大渋滞である。
こんなに人気なのか。。
それでもめげずに列に並ぶ。
カーナビの地図では、この角を曲がって約1 mileでChristmas Villageだ、というところでパトカーが止まっている。
そして手旗信号を降る人。・・・?
【真っすぐ行け】というサインである。
窓を開けて聞いてみる。
「右には行けないの?」
「見りゃわかるだろう。行けないよ。今日はもうおしまいだ。駐車場に車が入らない。」
終 了 。
というわけで、ホテルで一泊し、風邪をこじらせ、僕のUS初ドライブ旅行は終わった。
翌日、家の近くのガソリンスタンドで給油をしていると、奥さんがぼそっと言う。
「なんか、ガソリン減らすために行ったみたいだね。」
Sore iu!?とつっ込んだが、よくよく考えてみると、
ガソリンが減り、サイドミラーが壊れ、信用を失って帰ってきたということになる。
散々である。
事故現場。左カーブ後に、さらに道が左に曲がっていたのに気づかず、直進してしまったため、この標識に激突。見た通り真っ暗な道で、くそ寒い(氷点下)。
被害状況。
右のサイドミラーがとれてしまい、電線でつながっている。この後、ホテルで透明のビニールテープを借りてぐるぐる巻きにし、帰り道を走った。VOLVO XC60という車で結構いい感じの車なのだが、傷つけてしまって申し訳ない限りだ。
さて、明日からNew Mexico州の砂漠地帯をドライブする予定なのだが、今度は気をつけなくては。