このブログは、もともと旅行記をまとめていたWebサイト(7billionth.com)の一部として始まった。
しかし、本体の方のサイトは2011年が最終更新で、今はこのブログの更新がRSSで表示されるだけになってしまっている。
最近、このページを作ったときにリンクを張った、同じく旅行記を主題としていたページに行ってみた。いや、正確には行ってみようとしたら、行けなかった。
「サーバーが見つかりません。」
とのことだ。どうやら、サイトを閉鎖してしまったらしい。
残念なことだ。
同じように、お気に入りに入っていた写真系のサイトでも、結構な割合で閉鎖が見受けられる。3割くらいはなくなってしまっている印象だ。
中には、保存しておけば良かったと思えるサイトもあり、残念で仕方ない。
無料のブログサービスと違って、個人のWebサイト運営には、ドメインを取って、サーバーにスペースを借りる必要がある(もちろん、独自ドメインを取らない方法もあるが、アドレスを自由に決められない、サイトの構成に制約がある、などの条件がついてしまう)。これらには、大体年間数千円〜1万円くらいかかってしまう。
以前も同じようなことを書いたように思うが、
個人がHTMLでサイトを運営(1999年くらいから2006年くらいまで全盛)
→ブログサイトで日記を書く(2004年くらいから)
→SNS(2005年くらいからmixiに始まり、2008年頃からFacebookへ)
→Twitter(2009年頃から)
のように、個人でWeb siteを運営するというのは、完全に流行から外れてしまった。
コストもかかるし、手間もかかる。リアルタイム感がないし、大体、HTML編集用のアプリケーションが売られなくなってしまった(AppleだとiWebはもう更新されていない)。
考えてみると、どんどん「リアルタイム感」のある形態が選択されて行っているように思える。また、クライアントPCからサーバーへ、システムの中心が移動してしまった。
腰を落ち着けて、サイトを構築する、というのは(商売でやる以外では)受けないのだろう。
そして、旅サイトというのも、継続が難しい理由の一つだろう。
旅を自由にできるのは、多くは、大学生〜社会人(20代)〜社会人(30代結婚・出産前まで)といった時期に限られるのだろう。
自分の場合も、「結婚しても、子供ができても、海外旅行に年1回は行きたい」と思っていたが、実際に、そういった状況になってみると、かなり夢を見ていたなぁと思う(まだ完全に諦めたわけではないが)。
仕事で求められる役割も、20代からは確実に一段上がってくる(それはもちろんいいことだ)。
プライベートで求められる役割も、変わってくる。今は父親としての役割がある。(それももちろんいいことだ)。
アドラーの言う「人生のタスク」にまともに取り組んで、歩みを止めなければ、経験することになるはずの、何の変哲もない、この変化。
これらと旅の両立は、なかなかできない。
それは、それでいいことだ。
そして、新しい楽しみを見つけていく。状況に応じて、柔軟に、自分を変えていく。
休日の公園、シートの上に寝転んで、子供がハイハイする様子を眺める。
天気がいいなぁと、写真を写す。日常に根ざした楽しみ。
そういった新しい時間の過ごし方をするようになる。
僕は、「家族連れ」になったのだ。
こういった変化は、他の旅サイトを運営していた人たち(おそらく運営当時は20代後半だったはず)にも訪れているのだろう。
そして、多くの人生の選択の中で、「自分の軌跡を記す」という行為そのものが、優先順位の低いタスクになったのだろう。主語は、「自分」から徐々に「自分たち」になっていくものだ。
それはとても自然な成長である。賞賛されるべき、成長だと思う。
僕は、7billionth.comをいつまで続けるだろう?
サイトを始めた2008年には世界人口は68億人くらいだった。先を見越して「70億分の1の世界」という名称にしたわけだが、現実は想定を簡単に追い越して、今や世界人口は71億8千万人らしい。
名前が時代に追い越されても、まだしばらくは続けていたいと思う。第二章、みたいになったらいいのにな。
しかし、本体の方のサイトは2011年が最終更新で、今はこのブログの更新がRSSで表示されるだけになってしまっている。
最近、このページを作ったときにリンクを張った、同じく旅行記を主題としていたページに行ってみた。いや、正確には行ってみようとしたら、行けなかった。
「サーバーが見つかりません。」
とのことだ。どうやら、サイトを閉鎖してしまったらしい。
残念なことだ。
同じように、お気に入りに入っていた写真系のサイトでも、結構な割合で閉鎖が見受けられる。3割くらいはなくなってしまっている印象だ。
中には、保存しておけば良かったと思えるサイトもあり、残念で仕方ない。
無料のブログサービスと違って、個人のWebサイト運営には、ドメインを取って、サーバーにスペースを借りる必要がある(もちろん、独自ドメインを取らない方法もあるが、アドレスを自由に決められない、サイトの構成に制約がある、などの条件がついてしまう)。これらには、大体年間数千円〜1万円くらいかかってしまう。
以前も同じようなことを書いたように思うが、
個人がHTMLでサイトを運営(1999年くらいから2006年くらいまで全盛)
→ブログサイトで日記を書く(2004年くらいから)
→SNS(2005年くらいからmixiに始まり、2008年頃からFacebookへ)
→Twitter(2009年頃から)
のように、個人でWeb siteを運営するというのは、完全に流行から外れてしまった。
コストもかかるし、手間もかかる。リアルタイム感がないし、大体、HTML編集用のアプリケーションが売られなくなってしまった(AppleだとiWebはもう更新されていない)。
考えてみると、どんどん「リアルタイム感」のある形態が選択されて行っているように思える。また、クライアントPCからサーバーへ、システムの中心が移動してしまった。
腰を落ち着けて、サイトを構築する、というのは(商売でやる以外では)受けないのだろう。
そして、旅サイトというのも、継続が難しい理由の一つだろう。
旅を自由にできるのは、多くは、大学生〜社会人(20代)〜社会人(30代結婚・出産前まで)といった時期に限られるのだろう。
自分の場合も、「結婚しても、子供ができても、海外旅行に年1回は行きたい」と思っていたが、実際に、そういった状況になってみると、かなり夢を見ていたなぁと思う(まだ完全に諦めたわけではないが)。
仕事で求められる役割も、20代からは確実に一段上がってくる(それはもちろんいいことだ)。
プライベートで求められる役割も、変わってくる。今は父親としての役割がある。(それももちろんいいことだ)。
アドラーの言う「人生のタスク」にまともに取り組んで、歩みを止めなければ、経験することになるはずの、何の変哲もない、この変化。
これらと旅の両立は、なかなかできない。
それは、それでいいことだ。
そして、新しい楽しみを見つけていく。状況に応じて、柔軟に、自分を変えていく。
休日の公園、シートの上に寝転んで、子供がハイハイする様子を眺める。
天気がいいなぁと、写真を写す。日常に根ざした楽しみ。
そういった新しい時間の過ごし方をするようになる。
僕は、「家族連れ」になったのだ。
こういった変化は、他の旅サイトを運営していた人たち(おそらく運営当時は20代後半だったはず)にも訪れているのだろう。
そして、多くの人生の選択の中で、「自分の軌跡を記す」という行為そのものが、優先順位の低いタスクになったのだろう。主語は、「自分」から徐々に「自分たち」になっていくものだ。
それはとても自然な成長である。賞賛されるべき、成長だと思う。
僕は、7billionth.comをいつまで続けるだろう?
サイトを始めた2008年には世界人口は68億人くらいだった。先を見越して「70億分の1の世界」という名称にしたわけだが、現実は想定を簡単に追い越して、今や世界人口は71億8千万人らしい。
名前が時代に追い越されても、まだしばらくは続けていたいと思う。第二章、みたいになったらいいのにな。