OLYMPUSは、フォーサーズを終了し、マイクロフォーサーズのみに集中することを決めた。(OM-D E-M1)
ソニーは、(恐らく計画を前倒して)35mmフルサイズミラーレスを発表した。(α7R、α7)
ペンタックスは、連射速度を高め、ニコン、キヤノンが埋めていない「高速連射APS-C機」を発売する。(K−3)
パナソニックは、驚異的な小ささのGM1を発売。これは恐らくライカのOEMになる、と言われている。
年初には、「今年はフルサイズの年じゃないから、つまらないかもな」とたかをくくっていたが、そんなことはなかった。
今年最大のニュースという意味では、恐らく、ソニーのフルサイズミラーレスだが、今年最大の「隠し球」は、ニコンDfであろう。
ニコンが公式に、ティーザー広告(商品の詳細を隠しつつ、一部だけ予告する広告)を積極的に打ち、その動画は第六弾にまで及んだ。
その度に、デジカメの噂サイト「デジカメinfo」では三桁に届くコメントがついた。ソニーのα7Rを予約したユーザーが若干後悔してしまう程の人気だ。
発表日は本日11月5日。
だが、早くもデジカメinfoには製品のリーク画像が11月4日に出ていた。
引用元:http://digicame-info.com/2013/11/nikon-df-2.html
明らかに、往年の銘機F2を意識したデザインと思う。
やや縦長なのが、個人的には残念だが、それでも十分魅力的なラインを保っていると思う。
これは、OLYMPUSのOM-D EM-5を見たときも同じ印象で、何故かデジカメの場合は縦長になってしまう傾向がある。
これは、もしかすると背面液晶の面積を十分に取りつつ、かつ十分なサイズのEVF(電子ビューファインダー)を置こうとすると、結果として縦方向に伸びてしまうのかもしれない。
フジフイルムのX-Pro1、X-E1,2などのように、またソニーのNEXシリーズのように、レンジファインダー様のスタイルであれば横長の比率は保ちやすいのだろうけれど、この辺りは機能とデザインのせめぎ合う部分なのかもしれない。
さて、驚いたのは軍艦部左側のISOダイアルで、「そこまでやるか」と笑ってしまった。
機能性という意味では、正直あまり役に立たないと思われるが、確かにかつてのフィルムカメラにはISO(またはASA)のダイアルがあった。
こんなところを見ていると、このカメラのコンセプトは、(恐らく)「温故知新」だと思えてくる。
2010年のフジフイルムのX100に端を発した(と思われる)、「フィルムカメラのテイストを最新のデジカメに組み合わせる」という意匠のトレンドは2013年11月現在も続いており、このカメラがニコンなりの回答なのだろう。
これまで頑に、フィルム時代からデジタルカメラ時代までマウントの互換性を保ってきたニコンだからこそ、このような発想の商品企画が許されたのだと思う。
この辺りが、マウントをFDからEFに、全く互換性を取らずあっさりと変えてしまった、ある意味合理的なキヤノンとの違いのように思われる。
キヤノンにも、優れたフィルムカメラはあったが、恐らく、温故知新のようなモデルは出さないだろう。キヤノンは逆に、流線型のモデルに自信を持っている節がある。
2013年の悲しいニュースは、
1)ペンタックスのカメラに、RICOHという名称が堂々と入れられるようになってしまったということ(K−3から)
これは、もう買収というものがそういうものなのだから仕方ないけれど、HOYA時代は少なくとも背面液晶にでかでかとHOYAとは書かれなかったわけで、一抹の寂しさを感じてしまう。(僕はもともとペンタックスで一眼レフを始めた)
引用元:http://digicame-info.com/2013/10/k-3-6.html
2)キヤノンがいよいよ泣かず飛ばずの雰囲気を出しているということ
正直、今年を振り返って、キヤノンに面白いニュースはほとんどなかったように思う。
EOS 70Dのデュアルピクセルによる撮像素子全面AF素子化は、原理的には、おおっと思ったが、これはどちらかと言うと、動画撮影とミラーレスカメラでの応用技術で、一眼レフ機としては、あまり大きな技術革新とは思えなかった。
差し当たっては、まず撮像素子から立て直しを図っていただきたい。
あまりに、ソニー、東芝、パナソニックと差が付き過ぎている現状を打破していただきたい。
次に、ローパスレス化。
結局は他社の後追いだが、ソフトの補正技術が上がってきているはずで、次世代DiGICではここを厚くして、ローパスフィルターをなくしても支障がないようにしてほしい。
ソニーは、(恐らく計画を前倒して)35mmフルサイズミラーレスを発表した。(α7R、α7)
ペンタックスは、連射速度を高め、ニコン、キヤノンが埋めていない「高速連射APS-C機」を発売する。(K−3)
パナソニックは、驚異的な小ささのGM1を発売。これは恐らくライカのOEMになる、と言われている。
年初には、「今年はフルサイズの年じゃないから、つまらないかもな」とたかをくくっていたが、そんなことはなかった。
今年最大のニュースという意味では、恐らく、ソニーのフルサイズミラーレスだが、今年最大の「隠し球」は、ニコンDfであろう。
ニコンが公式に、ティーザー広告(商品の詳細を隠しつつ、一部だけ予告する広告)を積極的に打ち、その動画は第六弾にまで及んだ。
その度に、デジカメの噂サイト「デジカメinfo」では三桁に届くコメントがついた。ソニーのα7Rを予約したユーザーが若干後悔してしまう程の人気だ。
発表日は本日11月5日。
だが、早くもデジカメinfoには製品のリーク画像が11月4日に出ていた。
引用元:http://digicame-info.com/2013/11/nikon-df-2.html
明らかに、往年の銘機F2を意識したデザインと思う。
やや縦長なのが、個人的には残念だが、それでも十分魅力的なラインを保っていると思う。
これは、OLYMPUSのOM-D EM-5を見たときも同じ印象で、何故かデジカメの場合は縦長になってしまう傾向がある。
これは、もしかすると背面液晶の面積を十分に取りつつ、かつ十分なサイズのEVF(電子ビューファインダー)を置こうとすると、結果として縦方向に伸びてしまうのかもしれない。
フジフイルムのX-Pro1、X-E1,2などのように、またソニーのNEXシリーズのように、レンジファインダー様のスタイルであれば横長の比率は保ちやすいのだろうけれど、この辺りは機能とデザインのせめぎ合う部分なのかもしれない。
さて、驚いたのは軍艦部左側のISOダイアルで、「そこまでやるか」と笑ってしまった。
機能性という意味では、正直あまり役に立たないと思われるが、確かにかつてのフィルムカメラにはISO(またはASA)のダイアルがあった。
こんなところを見ていると、このカメラのコンセプトは、(恐らく)「温故知新」だと思えてくる。
2010年のフジフイルムのX100に端を発した(と思われる)、「フィルムカメラのテイストを最新のデジカメに組み合わせる」という意匠のトレンドは2013年11月現在も続いており、このカメラがニコンなりの回答なのだろう。
これまで頑に、フィルム時代からデジタルカメラ時代までマウントの互換性を保ってきたニコンだからこそ、このような発想の商品企画が許されたのだと思う。
この辺りが、マウントをFDからEFに、全く互換性を取らずあっさりと変えてしまった、ある意味合理的なキヤノンとの違いのように思われる。
キヤノンにも、優れたフィルムカメラはあったが、恐らく、温故知新のようなモデルは出さないだろう。キヤノンは逆に、流線型のモデルに自信を持っている節がある。
2013年の悲しいニュースは、
1)ペンタックスのカメラに、RICOHという名称が堂々と入れられるようになってしまったということ(K−3から)
これは、もう買収というものがそういうものなのだから仕方ないけれど、HOYA時代は少なくとも背面液晶にでかでかとHOYAとは書かれなかったわけで、一抹の寂しさを感じてしまう。(僕はもともとペンタックスで一眼レフを始めた)
引用元:http://digicame-info.com/2013/10/k-3-6.html
2)キヤノンがいよいよ泣かず飛ばずの雰囲気を出しているということ
正直、今年を振り返って、キヤノンに面白いニュースはほとんどなかったように思う。
EOS 70Dのデュアルピクセルによる撮像素子全面AF素子化は、原理的には、おおっと思ったが、これはどちらかと言うと、動画撮影とミラーレスカメラでの応用技術で、一眼レフ機としては、あまり大きな技術革新とは思えなかった。
差し当たっては、まず撮像素子から立て直しを図っていただきたい。
あまりに、ソニー、東芝、パナソニックと差が付き過ぎている現状を打破していただきたい。
次に、ローパスレス化。
結局は他社の後追いだが、ソフトの補正技術が上がってきているはずで、次世代DiGICではここを厚くして、ローパスフィルターをなくしても支障がないようにしてほしい。
Fu